標本箱自作パート1_設計編

昆虫標本を保管するのには標本箱が必要である。ただし大きな問題点として

  1. 値段が高い
  2. 今あるものが供給され続ける保証がない

というのが挙げられる。2についてはそのものを買い続けていたのにある日供給がなくなり大きさの異なる箱になると整理、収納で問題がでる。

そこでやれるなら自分で作ろうというのが今回の目標。

まず参考にするのは既存の標本箱。

ネットで見つかるのはこれ

また自分の大学のラボにある実際の標本箱も参考にしつつ考える。

材質としては木材を基本に蓋はガラスで作る。ガラスに関しては今の時代、ネットでmm単位でオーダーメイドができるので特に寸法は制限されない。

ということで3D CADで作ってみよう。

できあがったのがこちら

いつも3Dプリンターでよくつかっているonshapeでつくっています。

→3DCADにonshapeがいいぞ

大まかに特徴紹介

こちら

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基本は厚さ12mmの木材でそれ以外に底面の5.5mmベニヤ板、蓋用のガラス、底で標本針を刺す用のコルクシートです。厚さ12mmの木材は規格材としても多いので入手性は良いかと思われます。また研究室にあった標本箱も12mm厚だったので強度的にも大丈夫でしょう。縦横高さの寸法はバードウィングの標本箱とほとんど同じにしました。

本体と蓋の接続部はこんな感じの溝で接続する方式で害虫の侵入を防ぎます。

本体側 蓋側

底面は5.5mmのベニヤ板想定です。また側板の四隅に四角いのがありますがこれは固定用の継ぎ木です。材料はなるべく少ない種類にしたいのでこれも5.5mm厚のベニヤ板です。

蓋の透明部分はガラスで蓋の側板に溝をほってはめる想定です。

底面の内側にはコルクシートを貼る設計です。標本針を刺す用ですね。

材料の入手性については12mm厚の木材は先述の通り規格材で多くあります。5.5mmベニヤには関してはホームセンターに大抵おいてあります。コルクシートは適当に大きめのをカッターとかで切ればいいでしょう。ガラスに関してはこういうところでmm単位でお願いすればよし。単純な長方形の板で大きさもそこまで大きすぎず小さすぎずなので問題ないでしょう。

次回以降

さてここまで楽しく設計をしていますがすでに幾つか問題点があります。

まず、溝掘りや面取りが非常に多い設計になっているのでトリマーかルーターが必須です。また正直、溝の数も多く今後たくさん作りたいことを考えるとトリマーテーブルもほしいところです。しかしながらどちらも持っていません。そこでまず標本箱を作るためにトリマー購入&トリマーテーブル作成が必要となります。

もう一つの問題点として材料です。「お前、さっき材料は大丈夫みたいにいっとったやんけ」と思ったでしょう。いや、大丈夫なんですがなんの樹種をどこで買うのかは考える必要があるわけです。樹種に関してはある程度安くて加工性、耐久性があればいいので候補としては杉、桧、針葉樹合板とか。針葉樹合板であればホームセンターでいいのですが杉、桧は材木屋のほうがよかったりしそうです。ただ素人が材木屋にいくのは怖いです。一回行けば多分大丈夫なんですがその一回が怖い。

ということで次回はトリマー購入?です。

うーんこれは長い戦いになりそうだ。