「生物をシステムとして理解する」の感想

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著者:久保田 浩行

出版社:共立出版

発売日:2018/7/12

定価:1800円+税金


システム生物学に興味があるけどガチガチの教科書を最初に読む勇気がない。そこでこの本は新書ほどではないけどやさしそうだったので読んでみました。

結論としてはシステム生物学入門本としてはちょっと物足りないけど最初の本としては割といいのかなと感じました。

前半ではシステム生物学を(おそらく)著者の研究テーマに近い部分を題材にざっくり説明してくれています。ただタンパク質の反応だけを見るのではなくそれが細胞内でどのような扱いになるのかを見ていくんだよ〜的なかんじ。システム生物学は数式を使って抽象的になりがちなのでそうならずに細胞という土台からは離れなかったので読みやすいです。ただこの部分がかなりざっくり感が大きいのでちょっと物足りなさを感じたけどわかりやすいのでそれでもいいのかなと。

後半はそれを踏まえて著者の研究紹介的な要素が強くなりかなり流し読みしてしまいました。なんだかんだ私は生態学の人間なので、許してほしい。

システム生物学は正直、数理生物学的な雰囲気も感じるのでこれから少しずつかじっていきたいなと思っています。でもこれ結局、生物のレベルとしては個体よりも小さいものばかり扱っているんだよなあというのが興味がわききらないところ。生態学をやっている人間は個体以上のレベルで生物を見たがっている傾向にあるので。

システム生物学の本が日本語でも増えてほしいですね。